物価の変動を反映した働く人1人当たりの「実質賃金」が12か月連続で減少したことが分かりました。厚生労働省によりますと、基本給や残業代などを合わせた働く人1人あたりの今年3月の現金給与の総額は29万1081円でした。前の年の同じ月から0.8パーセント増え、15か月連続の上昇となりました。一方、物価の変動を反映した「実質賃金」は、前の年の同じ月と比べて2.9パーセント減り、12か月連続の減少となりました。厚労省は「賃金は伸びてはいるものの、物価高に追い付いていない状況が続いている」としています。
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